おはようございます。
美容室開業に向けてブログを書いています。
本日は「世界一やさしい決算書の読み方」です。
黒字倒産などが増える昨今で経営キチンとできているかの管理は必須なので学んでいきます。
財務3表のおさらい
会計は英語で「Aoounting(報告する)」。
その報告手段は以下の3点
- 損益計算書(P/L)・・・・収益、費用、利益
- 貸借対照表(B/S)・・・・資産、負債、純資産
- キャッシュフロー計算書(C/S)・・・現金を生み出す能力、投資の状況、資金調達の状況
ソースは有価証券報告書、決算説明会資料、適時開示、企業HP、社長ブログなどから集められる。
時系列分析ってどんなもの?
決算書分析の基本は「比較」です。
- 時系列比較分析
- 競合比較分析
※事例:任天堂
時系列分析のポイントは「転換点」と「異常値」です。
※事例:スカイツリー、ワタミ、クックパッド、エーザイ
危機的状況に陥った時に確保するのは利益ではなく、現金。
異常な数字をみつけ何が起こったか調べる、数字から内部で何が起こったか読み取る。
競合比較分析ってどんなもの?
競合分析では同じ時間軸で異なる企業同士の決算数値を比べ、戦略の違いや競争優位性を把握します。
※事例:セリア、キャンドゥ
- 商品比率(雑貨、食品)
- 店舗あたりの固定費
※事例:GameWith、ジモティー
広告出稿費用とSEO対策で違いがでる。
事例分析(決算書の読み方に挑む)
成長フェーズの会社の見方
表面の数字ではなく、数値の原因を深掘りする。
※事例:メルカリ
広告費にMAU、GMVが指標のため広告に力を入れている。
ユーザー集めのため、売上0でも、キャッシュを持っている。
いい赤字、悪い赤字の見分け方
ビジネスモデルを理解して判断をする。
※事例:大塚家具、ライフネット生命
企業は赤字によって倒産するのではなく、現金がなくなり支払いが滞ると倒産する。
損益は計算書では収益は見えてこない。
かけられるコストは売上に依存する。
サブスク型はLTVを指標にする。
事業の創り方を見抜く
有用な情報としてその企業が「どのように会社を成長させてきたのか」という点が挙げられます。
※事例:サイバーエージェント、ミクシィ
サイバーエージェント:広告費用で稼ぐ、媒体費がかかる
ミクシィ:ゲームで稼ぐのでサーバー代App手数料がかかる
営業利益率が下がる時期=事業を作っている時期
以下のように事業を作っている。
広告(営業で稼ぐ)→メディア(発信力で稼ぐ)→ゲーム事業(宣伝、課金)→スマホシフト→自社メディア(AbemaTV)
またサイバーエージェントは買収を行わずに成長をしている。
ビジネスモデル変更の影響を見抜け
売り切りモデルをサブスクに切り替えた事例。
※事例:Adobe
テクノロジーの進化でアップデートが進んだ。
マルチデバイス化も可能になる。
サブスクで先々の売上見込みが立てやすくなった。
これにより、業績が安定、顧客満足度向上、売上増加になった。
ミクロな視点で成長企業を見抜け
上場企業だと数字の規模感が大きいので輪郭が捉えづらいので身近な数字で解像度を上げていきましょう。
※事例:サイゼリア
サイゼリヤの売上を紐解く
国内売上:861億円→店舗あたりの売上:7913万円→21万円/1日→平均単価704円→1日の利用者300人
※事例:日高屋、王将
コロナ前は両者黒字の高収益体質。
日高屋:垂直統合、駅前で広告を出さない(店舗コスト高)
王将:テイクアウト、デリバリを強化
決算書の地図
企業分析のはじめ方
- 有価証券報告書
- 決算説明会資料
- 決算短信
情報収集の手順は以下、ビジネス情報と財務の2ステップを繰り返し調べる。
- どんな事業を行なっている?
- 事業のリスクはどのようなものがある?
- 従業員数は何人?
- どのような設備を保有している?
- どのような分野に投資している?
- どの程度の売上がでている?
- どの程度の利益がでている?
- 資産の規模感は?
- 財政状況は?
- 資金繰りに問題はないのか?
決算時にEPS、売上高、ガイダンスを見る。
本日は以上です。
ではでは